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ほっこりダイアリーバックナンバー

時々むしょうに  
   時々むしょうに絵を描きたくなります。

 絵といっても、下書きも書かず気の向くままに色鉛筆で色を塗っているだけなんですが・・・・。でも、書き終えるとかなり良い気分です。すっきりというか。(100%自己満足の世界です。)

 気分にもよるけれど私は絵を描くときに、赤をよく使います。
これは私の性格のあらわれだと思っています。私は表面的には、冷静で落ち着いたなタイプに見られます。話し口調もわりと淡々としているそうです。

 でも、内面的にはとても「熱い」のです。

 まず、仕事やそれに関わること、好きなことに取り組むときはものすごく情熱的です。とにかく内側からつきないパワーとやる気を感じるのです。

 小さなことによく感動します。カウンセリング中も、テレビを見ていても、人と話していても、風景を見ていてもじーんと心にしみることが多いのです。(残念ながら、はたから見ているとそれがあまり分からないならしい・・。)

 人の気持ちに深く感情移入し、せつなくなったり、悲しくなったりします。

 腹もよく立てます。傷つくことも多いです。ようは、「感情が
とても濃い」のです。ある人から、「日本人じゃないみたい」と
言われました。(じゃあ、一体何人だろうと思いましたが)

 アートセラピー(絵画療法)というものがありますので、絵を描くことはセラピー的な意味があります。

 でも、描いている時は、深いことは何も考えません。
ただ、自分の中のコア(核)な部分に触れられ、その感覚を外に放出できる静かで熱い時間です。 
(2005.6.16[Thu])
   
   
はじめてのホスピス  
   ホスピスでボランティアをすることになりました。
私の友人が歌手(シャンソン歌手)なので、彼女が歌って私がピアノの伴奏をしてミニコンサートを開くのです。

 ホスピスはがんの終末期などの治ることが難しくなった人が、少しでも心穏やかに過ごせるようなケアを受けるための病棟です。 
 コンサートを開く前に一度下見をしにきて欲しいと言われたので訪問させてもらいました。
 その日は「パーラーの日」といって、病棟の中心部のホールでボランティアスタッフの作ったデザートなどを食べたり、集まって談話したりする日だったので、患者さんとその家族がホールに数人いました。
 「試しに軽くピアノでも弾いてくださいな。」
と看護士さんにいわれたので、私はある曲をポロポロと弾きました。その後、ある患者さんの家族が
 「この歌を弾いて欲しいの。」
と一枚の楽譜を渡されました。何度か繰り返してその曲を弾くと
 「ありがとう。初めて見た楽譜をすぐに弾けるなんて立派な技術だねえ。」
と笑顔で患者さんが言ってくれました。
幼い頃からピアノを弾いてきましたが、この時ほどピアノが弾けて良かったと思ったことはありませんでした。
 
 そばでその患者さんの奥さんがぴったりと寄り添ってずっと彼の手をさすっていました。その患者さんは、私の友人に
 「今度のコンサートでは『ろくでなし』と松山千春の『恋』が
聞きたいな〜。」
とリクエストしたので、
 「そうですか。それは是非歌わせていただきます。『恋』は良い曲ですよね〜。『ろくでなし』は酔うと歌いたくなるんですよ。」
と友人が言うと、患者さんは楽しそうに笑いました。

 帰り際に担当の看護士さんから
 「あの患者さんは、今度のコンサートまでは生きられないかも
しれないですね。」
と静かに私たちに言いました。
 「そしたら天国に向けて『ろくでなし』と『恋』を歌おうかな。」
と友人は言いました。
 
 彼女の歌がホスピスの患者さんの心に届きますように。


  
(2005.6.10[Fri])
   
   

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